ばつ丸論

1)ばつ丸プロフィール
2)ばつ丸のカラーコンセプト
3)ばつ丸は誰のものか
4)ノートで見るばつ丸グッズカラーの変遷 
5)ばつ丸に会いに行こう!

1)ばつ丸プロフィール (工事中)
 4月1日生まれ。ハワイ、オアフ島出身。将来の夢・社長になること。
 パパはマフィアのボスで大金持ち…だっけ?

2)ばつ丸のカラーコンセプト
 サンリオキャラクターに基本色というものがある。
 例えば、キティが、もんきちが黄色、けろっぴが…のような。色がキャラクターイメージと密接に結びついている。キャラクターイメージというのは絵柄だけではない。むしろ色に依存するものである。
 この色という観点からばつ丸を見ると、ばつ丸のイメージカラーが黒であることは言うまでもない。商品も筆入れ、巾着、ノート…圧倒的に黒いものが多い。
 黒以外に使われている色は、くちばしの黄、はな丸の白、背景のグレー。以上である。
 お友達がパンダというのもミソで、これも白と黒。その他はパンダバのスカートが赤、ペットのワニが緑である。
 実は、他のサンリオキャラを見てもわかるけれど、色数はなるべく少なく制限されている。少ない色の組み合わせがすなわちキャラクターイメージを構成しているのだ。(色数を制限する理由は、キャラクターイメージだけが目的ではないが。これについてはファンシーグッズ研究のコーナーで)
 黒、黒のファンシーグッズ。黒い商品である。
 黒いサンリオグッズなど、過去にあっただろうか?
 サンリオでは恐らくなかっただろうし、ファンシーグッズとしても黒は決してポピュラーとは言えない。サンリオはわざわざ黒い商品を作ったのである。
 スーパーなどでサンリオコーナーを見てみよう。一目でわかるが、あらゆる商品の中でばつ丸だけ色が違う。他は、キティもけろっぴももん吉も、ビビッドカラーで鮮やかなのに、ばつ丸だけ真っ黒に浮いている。
 やはり、黒いサンリオ商品は異様である。元々あるサンリオのイメージからかなり外れている。
 過去に黒い商品は、あることにはあった。ただしファンシーグッズではない。例えば、ソニープロダクツのBOXYシリーズのような、いわゆる文具関連である。80年代のことだったと記憶しているが、若い女性に黒い服が流行したこともある。
 過去の例から言っても、黒い商品というのは確かにヒットした実績がある。ただし、黒い商品のユーザは決してお子様ではない。黒というのは、大人、落ち着きというカラーイメージだ。それを買うのは、ある程度年齢のいっている中高生以上のはずなのだ。
 すると、では、つまり、ばつ丸シリーズは、やはり中高生以上をターゲットにしていたのだろうか?

3)ばつ丸は誰のものか
 実際には、ばつ丸商品は誰が買ったのだろうか?
 ばつ丸商品はデザインでは見分けが難しいが、2系統あった。トドラーとヤングアダルト。ばつ丸は戦略上の二つのキャラクター性を持っていたのである。
 トドラーは男の子向け商品で、パジャマ、Tシャツなどの衣料、リュック&バッグ、弁当グッズなどの生活実用品である。明らかにヤングアダルト向けのものは携帯電話用ストラップ、コンドームなど。キティやマイメロとは事情が違い、あまり数はなかった。ばつ丸商品の大半はステイショナリ系で、これはどちらかというと自分のお金が自由になる年齢向けということで、トドラーでなくヤングアダルトだろう。
 この2系統のばつ丸は外見上は差がないが、キャラクター性に多少違いがある。
 トドラー向けのばつ丸は、サンリオ提供の幼児番組やピューロランドにいるばつ丸である。多少口は悪いが、明るく元気でやんちゃな男の子だ。キティとバディングしてしまう都合上か、はな丸ちゃんとの関係はここでは不明だ。
 このばつ丸は、ステイショナリ系のばつ丸とちょっとイメージが違う。ヤングアダルト向けのばつ丸は、もうちょっとひねてくれていて無愛想である。はな丸ちゃんの存在もばつ丸の個性を表現する手段として欠かせない。
 そして2系統のばつ丸はそれぞれに成功したのだろうか?

 私の印象としては、ばつ丸の愛用者はどちらかというと若い女性だったと思う。
 トドラー商品は、それを購入するのは母親である。母親の感覚としては、黒色は幼稚園児を元気で可愛らしく見せる色ではない。元気な男の子という商品コンセプトはわかるが、幼稚園くらいの男の子の好きな色は実はである。(例/戦隊ヒーローの主人公は○○レッド)しかし赤やピンクは女の子の色という社会性?を身につけるのも幼稚園くらいで、実際には元気で可愛い男の子のイメージはをということになるのである。特に黒い幼児服はそれはごく一部の人たちのデザイナーズブランドとかで、一般的なママの感覚としては黒は幼児の色じゃないし、子ども本人も黒が好きかどうかは疑問だ。
 黒い衣料品がいきなり出てくるのはジュニアサイズである。(身長130cm以上)汚れが目立たないということもあるが、男らしく引き締まってオトナっぽく見えるモノトーンはジュニアの男児服である。しかし一般的に言って、この年齢の男児はサンリオグッズを喜ぶ趣味は持ちあわせていない。
 黒いばつ丸商品を男児に…という発想は、やはりどっかずれている気がする。ワゴンセールにかかったばつ丸の男児パジャマの山を見て、ああ、あれがオトナサイズだったら私が着られるのに…と思ったものだ(笑)
 少なくともばつ丸のキャラクター性は「元気な男の子」ではなくて、「ちょっとひねくれていて他人とはちがう自分」である。自分と向きあって「私ってこんな性格…」と考えたとき、自分はキティでもマイメロでもポチャッコでもない。目つきの悪い(笑)ばつ丸なのである。こんなことを考えるような年齢というと、それは小学校高学年以上だと思う。
 ただ、ばつ丸に新商品がなくなった99年も、TV番組「キティズパラダイス」にも「ピューロランド」にも、ばつ丸は出演しまくっている。よい子ちゃんキャラだけでは物語は成り立たないのである。

4)ノートで見るばつ丸グッズカラーの変遷
 
百聞は一見に如かず。ここ3年のばつ丸のカラーイメージの変遷を、代表的なグッズで見てみよう。
 ノートはグッズ類の中で、もっとも色を自由にレイアウトしやすい商品だ。インク、デザインなど自在に作れるから、キャラクターコンセプトが最も端的に、また十分に表現されていると考える。

 96年型。グレーの背景はばつ丸意匠の最初のパターンではないかと思われる。これより古いデザインを持ってないので確認できません。すいません。でもキャラクター辞典などでの背景は、確かグレーだ。
 このころのばつ丸の紹介は、悪ぶってるけど憎めない…という、ほんとうは悪い子じゃないんだよ〜ということを強調している。
 97年型。印象としてこの年のばつ丸の背景は、ノートに限らず黒が多かったように思う。
 黒い商品は想像以上に強烈。サンリオの商品棚では一際目立った。
 98年型。この年のばつ丸はブルーが入ってくる。これらのノートと同色のビーチサンダル、トラベルセットが発売されているので、黒からブルーへとカラーコンセプトが変化したことがわかる。99年度版ダイアリー手帳もライトブルーである。
 同じばつ丸でも背景色でかなりイメージ違って見える。

5)ばつ丸に会いに行こう!
(準備中)

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