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龍平童子武勇伝

 メディアに登場した我らの龍平王子様の数々の武勇伝を紹介する。これを知らずして「御法度」の真の魅力は語れない。

Q011 ああいう人になりたいなあという人は誰ですか?
「浅野(忠信)さん。浅野さんでしょう! かっこいいじゃん。やさしいし、いい人だし、面白いし。パーフェクトだよ」

松田龍平/リトルモア「公式御法度読本」P40

 封切り当時、映画館で売ってるパンフともうひとつの貴重な資料が同書だった。ここで龍平くんはインタビューではなくて、100の一問一答で、これはそのうちのひとつ。パンフの方にはこういう細かい龍平情報はないし、通常この種の質問に世間が期待する答えは「優作」なわけで、その時私も身近な共演者の名前が出てくるのが意外で、ふ〜ん、へ〜と思ったことを覚えている。
 それでこの発言は、同書の浅野さんのインタビューを読むと裏付けられる。

 日によって僕のことを、浅野くーんっていってきたり、浅野さんだったり、浅野っちって呼んだりしてね。龍平くんが近くに来ると嬉しいというか、すごく可愛い。これくらいの弟がいたら面白いだろうなって。
 彼が俳優に向いている素質を持っているかどうかは僕もわからないですけど、あの性格で生きていれば、誰かが何かしてくれるんじゃないかという気がする。

浅野忠信/リトルモア「公式御法度読本」P66

 あの性格…って??(^_^;)
 そこで気になって、同書を隅々まで龍平くんの記述を探す。

 龍平君とのからみのシーンの前日に、彼が僕の部屋を訪ねてきて「あの……。舌とか入れたりしないですよね?」って不安げに言うんです。たぶん、まわりのみんながからかって、そういうことを吹き込んだんだと思うんですけど。

田口トモロヲ/リトルモア「公式御法度読本」P82

 児童の不安をみんなして何気に煽ったというこの話は、webに出ている試写会などの龍平君のインタビューにも出てくる。

 龍平のことは小学生くらいからよく知ってるから「あいさつはちゃんとしなきゃダメだろう。ったく親の顔が見てみてえな」なんて叱ったら、「寺ちゃんムカつくー!」とか言われましたね。

寺島進/リトルモア「公式御法度読本」P85

 龍平ちゃんは最初のうちなんだかばたばたしてたから「お行儀よくしなさい。帰ってきたら、ちゃんとただいまって言うのよ」って注意したら、このごろは「ただいまです」って。私が「おかえり」って言わないと、上がらないでじっとそこで待ってるの。もう、何とも可愛らしくて。

「右近」女将/リトルモア「公式御法度読本」P121

 む〜。なんだかかわいい性格。

 惣三郎と田代の濡れ場がある前日の事。浅野忠信は龍平からかなり真剣な表情で「演技の最中、絶対に太股だけは触らないでよ、気持ち悪いから」と警告されたと言う。いざ、当日。その言葉を念頭に起きながら演技をしていると、「何で僕に触れないの? 僕のこと、嫌いなの?」

文芸春秋「CREA 1999年12月号」P51

 これは御法度ファンには有名な話。
 これには私もクラ〜と倒れそうになってしまった。どこのやおい同人のネタかい…と(^_^;)
 あとで知ったことなんだけど、田代のあの場面、台本には太股に触る云々と書いてある。画面ではわからないけど。

 龍平君には撮影中、散々弄ばれて、全くもって田代状態でした。

浅野忠信/文芸春秋「CREA 1999年12月号」P51

 CREAは女性誌だから、こんくらい煽ってもよし。

 それで龍平くんが後になって言うんですよ。「浅野君さあ、自分に余裕がない時に怖い顔するの止めてよ」「しょうがねえじゃん」とか言って(笑)
 「普段は笑ってくれたりするのにさ」とか言われて。そんなこと、他の誰も言ってくれないじゃないですか。言われるとドキッとして、「ああ、冷静さを保たなきゃ、ありがとう、龍平くん」みたいなやりとりがありましたね。

浅野忠信/キネマ旬報社「アクターズファイル1 浅野忠信」P55

 ちょうど「御法度」公開時に書店に並んでいたのが浅野さんのムック本。「御法度」の浅野さんは妙に印象に残るので、ファンでなくても見かけてつい買っちゃった人も多いかもしれない。
 これに収録されたロングインタビューの中で「御法度」の撮影時のエピソードにふれているが、ここに龍平くんの話題が何度か登場しているのでチェック。

 宿にいる時は、武田君や浅野君の部屋に、コンコンとか言って(笑)、遊びに行っていました。一番よく行っていたのは浅野君の部屋。テレビを見たり、音楽を聴いたり、歌詞を書いたり、変な絵を描いたり……。それから似顔絵。大島監督の顔描いてとか言って。

松田龍平/キネマ旬報社「キネマ旬報 1999年12月下旬号」P31

 公開直前のキネマ旬報の「御法度」特集。美男三剣士のカラー1ページぶち抜きの写真&インタビューから。三人がそれぞれに撮影中の私的なエピソードを披露している。さすがに押さえ所がよいぞ>キネマ旬報
 ということで龍平くんの登場個所を一部披露。

 でもあの頃、浅野クンと龍平クンもちょっとヘンだったかも。そのことを今、思い出した。撮影中、みんなおかしかった。

武田真治/キネマ旬報社「キネマ旬報 1999年12月下旬号」P33

 監督がそこで「惣三郎、そこでにっこり笑って欲しいな」とかいうと「浅野君、笑わして。変な顔して」とか言うんですよ。真に受けてちょっと変な顔したりすると、シカトするんですよ。こいつ、何て野郎だと思って(笑)。 まさに惣三郎に弄ばれた田代状態でした(笑)。

浅野忠信/キネマ旬報社「キネマ旬報 1999年12月下旬号」P36

 全部がお笑いじゃないですよ。監督さん他、まじめなインタビューや映画解説もあり。バックナンバーお取り寄せはお早めに。

 殺陣が大変でしたね。たけしさんとのシーンがあって、顔に剣が当たって痛かったんですけどその場は我慢して、後で「当たったんですけど」って言ったんです。でも2回目もまたバシッて当たって(笑)。浅野さんに話したら「次、やり返しちゃえ(笑)」って言うんで、やってやろうと思っていたけど…出来ませんでしたー(笑)

松田龍平/実業之日本社「caccho 1999年 AUTUMUN AND WINTER」P49

 おや?と思われた方も多いだろうけど、龍平くんのインタビューにはしばしば浅野さんの話題が登場する。この記事でも「すごい人」として語られていて、龍平くんの尊敬を一身に集めている。思わず私も「じゃあ浅野さんの映画見てみるか」と思ったりした。

 でも最近こういう撮影とかでいろんな服を着る機会があって、こういうのも似合うんだなあとか思ったりしてます。

  色? 僕、色は何色でも似合うんですよ(笑)。

松田龍平/実業之日本社「caccho 1999年 AUTUMUN AND WINTER」P49

 いいぞ〜、王子様(笑)
 ちなみに「caccho」は多分龍平くんが表紙を飾った初めての本。完売したらしい。なんだかうれしい。

 うーん。やっぱり惣三郎的に見てましたね、どこか。オフの時間も同じ宿に泊まったんですよ。例えば彼が「そうじゃないってばー」ってどんどん近づいて来るんですよ。「いや、わかってる」とか言ってる僕がいて(笑)。なんか現実と映画との混同が。九年やらしていただいて、何でこんなことって(笑)。

武田真治/キネマ旬報社「フィルムメーカーズ9大島渚(1999年)」P40

 武田さんのインタビューから。松田龍平くんの印象を聞かれて。え?映画の中の惣三郎が龍平くんなのか。それとも龍平くんが惣三郎なのか(@_@)。ああん、よくわかんない。

 ある時三人でインドカレー屋に入ったんですよ、ナンが出てくるような。で、龍平がトイレに立ったとき、僕と浅野さんが並んで座ってることに気づいて、ふたりとも気まずかったですね。

  正面で、いつのまにかあいつを中心においている自分たちがいたっていう気まずさです。

武田真治/キネマ旬報社「フィルムメーカーズ9大島渚(1999年)」P40

 撮影期間中のオフの貴重なエピソードである。

 それはもう余裕で田代だったと思いますよ(笑)。湯沢は惣三郎を束縛しようとしてきて、何か「カッタリー」って感じじゃないですか(笑)。多分惣三郎は田代の方が好きだったんでしょうね。

松田龍平/マーケティングサービス「Leaf 2000年2月号」P84

 惣三郎は田代と湯沢、どちらが好きだったと思っているのかと聞かれて。龍平くんが惣三郎のセリフに表れない部分について語った貴重な内容である。
 そうだったのか…田代だったのか。でもそれって思いっきり私情こもってないか?(^_^;)
 惣三郎は「カッタリー」でぶった切っちゃうのでね。大変参考になりました。

 惣三郎はおそらくカッコいいという動機などで新選組に入隊したけれど、田代はじめいろんな男に惚れられて、弄ぶのが楽しくなったんじゃないかな。

松田龍平/文芸春秋「CREA 1999年12月号」P51

 そういえば、CREAにも惣三郎の心情に踏み込んだコメントがあった。
 妄想するファンがあれこれ深読みするよりも、やはり16才生身の男の子発言に惣三郎の真実があるのだろう。それでいいのだ。<はっきりいって何も考えてない(^_^;) 

 昔は洋画ばかり観ていたのに、最近は邦画しか観なくなった。

松田龍平/文芸春秋「CREA 2000年5月号」P89

 映画公開前後のインタビューを追っていくと、最近観た映画の話題で龍平くんの興味が変化していくのが伺える。
 撮影後アメリカ留学希望と報じられていたが、意外にも楽しく堅実に高校生活を送っているのは、足下をしっかり見つめて自分にできることから積み重ねていこうという意志の表れだろう。
 同じようなことが、洋画から邦画へ興味がシフトしていることにも伺える。
 ちょっと大人になった。

 余談ながらここで語られている「邦画」というのは浅野さんの主演作品のことである。(なぜか北野作品とか崔作品とか大島作品じゃない)それを追っかけて浅野作品をかたっぱしから観る羽目になった龍平ファンは多い。なんだかこれって優作パパのときも…レイバンのサングラスがほしい…とか…(歴史は繰り返す)

 海岸で服を着たままバシャバシャやっている東洋人らしき二人組を見つけて。よーく見ると「あれ? 浅野君じゃないか?」と思って何気なく寄っていったら、やっぱり浅野君だった。で、相方は、松田龍平くん。

青山真治監督/BS2「シネマパラダイス」2000年5月放送

 カンヌ映画祭、ビーチの武勇伝。
 このエピソードが最初に登場したのは衛星放送、青山監督の談話だった。服のまま波打ち際で戯れるなんてそんなベタベタな絵、今時やおい同人誌でも恥ずかしくって描かないぞ!
 放送の翌日は大騒ぎになった(笑)
 印刷メディアには翌月、写真付きで登場。記事の文面では詳しく書かれていないが、ビーチネタは6月10日のファンイベントでも龍平くんご本人が詳しく語っている。龍平くんは海に入るつもりじゃなかったのに服のまま引きずり込まれた(注・浅野さんは水着)と言っていたのでこれってどっちかというと浅野さんの武勇伝?(^_^;)
 インタビューではとってもジェントルマンな浅野さんだけど、よく考えたら生意気盛りの16の坊やがのぼせ上がるんだから、ただ優しいだけの人じゃないのだ。おみそれしましたm(__)m

 あれ、安いTシャツなんだよ。

松田龍平/宝島社「この映画がすごい! 2000年9月号」P102

 これのことですな。カンヌ映画祭、フォトコールの武勇伝。
 カンヌでの王子のお召し物は何か?というのは我々ファンの関心事のひとつではあった。「え?Tシャツ??」これを最初にカンヌ公式サイトのムービーで見たときはびっくりした。だって世界での最初のお披露目に、まさかこれ着なさいってお母ちゃんが持たせたとは思えない。襟のあるものかジャケットでなくていいのか? いいのか、二枚目だし若いしキレイだから(=^_^=)(ちなみに浅野さんも長袖Tシャツ)
 とにかくTシャツ(1980円)で世界デビュー。男前は自前だから、服には関係ないということだ。恐れ入りました。
つづきはたぶん松田龍平映画館で…

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